空き家に火災保険をかけるべき?売却したほうがよいケースもあります

2022/12/28 06:00:04 AM 投稿, 不動産お役立ちブログ,



家を所有した場合には、災害や事故に備えて火災保険へ加入することがほとんどです。
火災保険に加入することで、建物や家財の損害を補填してくれます。
また、空き家であっても火災保険に加入するべきです。
今回は、空き家を放置するリスクと空き家に火災保険をかけるときの注意点について解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

□空き家を放置するリスクについて

空き家であれば火災保険に入る必要はないのではないかとお考えの方もいらっしゃいますよね。
しかし、空き家を放置していると様々なリスクがあり危険です。

火災に関するリスクでは、以下の点が挙げられます。

・不審者が家に住みつくことによる、火の不始末による火災、放火
・回線の老朽化やネズミで起こる漏電による火災
・火災が発生し、発見が遅れたことによる被害の拡大

空き家が燃えてしまうと、まだ使用する予定がある場合は建て替える必要があります。
手放したいと考えている場合であっても、解体をして大量のごみを処分しなければいけません。
解体費用だけでも多くの費用がかかります。
火災保険に加入しておけば、保険金で建て替え費用、解体費用、ごみの処分の費用をまかなえます。

また、管理不足により、カビの繁栄、家の劣化、壁の崩壊などにより通行人にけがをさせてしまうというリスクもあります。

空き家は人目につきにくいため、犯罪に巻き込まれてしまったり家の手入れが難しくなってトラブルが発生したりすることもあります。
このようなリスクを軽減するためにも、火災保険に加入しておくことは非常に重要です。

□空き家に火災保険をかける場合の注意点について

先ほど紹介したように、空き家でも火災保険に加入することでリスクを軽減できます。
しかし、火災保険に加入しているから安心して管理できるというわけではありません。
紹介する3つの注意点について、意識しておきましょう。

1. 空き家の現状を確認する

空き家に火災保険をかける際には、空き家の現状を確認することが大切です。
老朽化はどのくらい進んでいるのか、家財はどのくらい設置してあるのか把握しておくことで、準備する補償について考えやすくなります。
また、こまめに現状を確認しておくことで、老朽化による建物の倒壊や火災を未然に防ぎやすくなります。
不用品がある場合は少しずつ処分することで、管理しやすくなります。

2. 加入している火災保険が空き家を保証してくれるかどうかを確認する

現在火災保険に加入していても、将来的に空き家になった場合は補償対象外となってしまうこともあります。
加入しているからと言って安心するのではなく、空き家になる前に会社には旨を伝えて空き家であっても補償対象になるかどうか確認しておくことが重要です。
状況が変化しても適切な備えをすることで、空き家管理を安心して行えます。

3. 将来の空き家管理について検討しておく

火災保険をかけたとしても、空き家を管理し続けることは難しいです。
管理費用の負担や老朽化のリスクを考慮すると、早めに将来の空き家管理について検討しておく必要があるでしょう。
例えば、「将来の居住予定について決める」「売却する」「賃貸物件にして入居者を探す」といった方法があります。
空き家の種類によっては家族や親族と話し合う必要があるため、トラブルにならないように相談し、今後の方針について決めていきましょう。

□目的がないのであれば空き家は売却するべき

先ほども述べたように、火災保険に加入したとしても空き家を放置するとトラブルが発生する可能性があります。
そのため、計画もなく空き家を所有し続けているのであれば、手放した方が良いです。
空き家は所有しているだけでも税金が発生し、管理をする必要もあります。

また活用方法が無い場合には、売却することをおすすめします。
空き家を売却すれば資金が現金化されるうえに、固定資産税の支払いや空き家を管理する手間がなくなります。
不動産売却には仲介と買取の2つの方法がありますが、空き家は買取での売却がおすすめです。
買取であれば買取事業者が買主であり、売主と買主が合意できればすぐに売却できるからです。

一方で、仲介では業者が売主と買主の間に立って販売活動を行います。
仲介の売却で買主となるお客様は居住目的で物件を探していることが多いため、空き家であると多くの場合は売却につながりません。
売却までにかなりの時間がかかったり、年単位で売れ残ったりする可能性もあるため、以下に当てはまる場合は買取で売却をすることをおすすめします。

・駅から遠くて生活が不便
・事故物件である
・老朽化が進んでいて、住むためにはリフォームが必要

□まとめ

空き家であっても大きな損害を受けたり、周りの人へ損害を与えてしまったりすることもあります。
このようなリスクに備えて、火災保険に加入しておきましょう。
また、活用方法の無い空き家であれば、売却をして現金化してしまうこともおすすめです。
水戸市、ひたちなか市、大洗町周辺で空き家や不動産に関するお悩みがある方は、当社までご相談ください。




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